CMS-1は、管理人にとって最も親しみ深いCMSです。どれもが優れた機能を持ち、様々なサイト構築に威力を発揮します。ぜひ一度は使って見たいCMSです。
XOOPS
動作環境:PHP,MySQL
セットアップ時間:15分
日本語ランゲージ:あり
構造:モジュール系
■日本でもっとも人気があり普及しているCMS
説明するまでもなく、日本では最も利用されているCMSだ。いわゆるポータル系といわれるCMS。2.0.xまではセットされたモジュールが10点ぐらいセットされていたが、XOOPSCube2.1になって以降はシステム関連モジュールだけがセットされていて、それ以外のモジュールは必要にあわせてモジュールの配布サイトから集めてくる必要がある。これはモジュールを組み合わせて利用するタイプのポータル系CMSとしては大変珍しいシステムで、正直わたしは2.1以降を支持していない。この状態では初心者の場合、大変とっつきにくいCMSになってしまっていると思っている。できれば2.0.16のご利用をおすすめする。
もともとの開発スタッフに日本人が入っていたこともあって日本語化は早くから行われた性で利用が進んだ経緯もある。日本語利用において得に問題になることはほとんどないと言っ ていい。モジュールの種類も豊富で、多くのオープンソースの移植も行われているので、一般的なポータル系サイト構築にはモジュールで不足することは少ない。しかし、2.1以降はモジュールが付いていないこともなのだが、モジュール開発の人たちが戸惑っているのか、以前よりモジュール開発のスピードがめっきり遅くなってしまったような気がしている。今後もいっそう期待したいソフトではあるが、現在のシステムに変更してからは将来が見えにくい上であることは否めない。
管理画面は2.0.16のものだが、モジュールをインストールすると左側にモジュールのアイコンが一覧で表示される。一番上にはシステムの管理アイコンが表示され、そこから必要なモジュールがインストールできる。インストールされたモジュールのアイコンが左の一覧にプラスされる。そのアイコンをクリックするとそのモジュール用の管理画面が開く仕組みだ。
基本的に動的なページ生成だが、TinyDという優秀なモジュールがあり、静的なページを作りたい場合はおそらく多くの方がこのモジュールをしていると思う。TinyDがいいのは、ブラウザでアクセスして管理画面のエディターを開いてページを作ることもできるが、通常のホームページ制作ソフトでローカルでページを作成し、FTPでアップロードしたページを表示させることもできる。これは通常のホームページを作っていたサイトをXOOPSで再構築する場合などには大変有効なモジュールだ。また、ローカルにデータが残せるのもいいのだが、さらに、ローカルで更新したものをアップロードすれば、いちいち変更のための操作をすることもなく自動的に表示が更新される。
ちなみに、インストーラーも優れているのでインストールに問題はない。XOOPSほどのインストーラーが付いていて戸惑うようでは残念ながら他のCMSを試して見ようなどと言うのは、大変難しくなってくる。初心者の方はXAMPPを利用してローカルで何回か練習してみるのもいいだろう。
WordPress
動作環境:PHP,MySQL
セットアップ時間:10分
日本語ランゲージ:あり
構造:Blog
■世界で最も利用されている?!Blog発祥のCMS
あえてBlog発祥と言うのは、ページ機能を持った時点でこのBlogソフトは単なるBlogではなく、CMSと呼ぶべきソフトに変貌したと思っている。また、「世界で最も利用されている」と言う形容詞は、よくMovableTypeの説明に用いられるフレーズだが、私はWordPressの方が広く利用されていると確信している。確かに、MTは日本では老舗の感があるが、世界レベルで見ればWordPressの利用者の方が最近はどんどん増えていると思っている。以前、BlogソフトのNucleusと同程度に評価されていた時代があるが、機能性の高さやテーマやプラグインなどの開発状況をみても、他のブログソフトを大きく引き離しているだろう。
インストールもまったく問題なく簡単におこなえる。インストール時にはWordPressが自動的にadminとパスワードを生成し、メールで送ってきてくれるので、初心者がうっかりパスワードを見落とす危険を解消している。
以前国内のスタッフが日本版のWordPressを作ってくれていたが、ごく最近統合されて本家からダウンロードしたもので日本語表示される。これは本家と国内版のバージョンがずれてしまい、最新版を利用できないと言うことがなくなるのでありがたい。
テーマに関してはネット上で探して見るとわかるように、その数は膨大だ。おそらく数千の単位で用意されているだろう。しかし、基本的には英語圏のものが多いので、日にちの表示や文字サイズ の設定が微妙に異なる場合が多い。その辺だけでも簡単にカスタマイズできる程度の知識があれば、海外のテーマを利用する場合でもまったく不自由はないだろう。
特記すべきはWordPressのページ機能だ。これがあれば、ごく普通のホームページのようなページが作れる。例えば、ブログ機能だけなら会社案内のような固定的ページを作ることができないが、このページ機能を使えば可能が。まだ少しページが多くなったときの管理機能が少々弱い気はするが、このソフトひとつで十分ホームページを作ることができるようになっている。
さらにいい点は、マイクロソフトが無料で使えるWindowsLiveWriterという大変高性能のブログエディターを作っている。これを利用すると、通常のホームペーソフトを利用するよりも、もっと簡単にホームページが作れてしまう。ブログのページだけではなくページの方も作れるので、ローカルで作り簡単に投稿できる点はデータのバックアップの点からもいいと思う。
Joomla
動作環境:PHP,MySQL
セットアップ時間:30分
日本語ランゲージ:あり
構造:モジュール系
■世界で最も利用されているポータル系CMS
JoomlaはMamboの後継として誕生した高性能なCMSだ。日本にも支援サイトができていて日本語化してくれているので、日本語は問題ない。いかんせん、日本のサイトではモジュールなどの日本語化まではあまり手が回らないようで、、機能を拡張したい場合などには少し不自由を感じるかもしれない。しかし、英語に堪能な方なら本家で探せば相当数のモジュール類から適切なものを探せる可能性は大だ。
インストールに関しても別段問題はない。しかし、高性能であるが故なのかもしれないが、初期設定が少しわかりにくく、操作も少々わかりにくい。インストールしたら、ほとんどが出来上がると言う感じではない。第一、サンプルとして表示されている文章を修正したり削除するのはどのメニューから行ったらいいのかなど、戸惑ったような記憶がある。
MamboというCMSはかなり利用されていたものだが、多くは今Joomlaに乗り換えているようだ。以前からのテーマなどの資産も多く、ネットを探せば結構テーマは数多く見つかる。しかしこれまた、いわゆる海外ものでおしゃれなものも多いが、派手であったり色使いが独特であったり、結構日本人には使いにくいものが多いかもしれない。最近は探していないから最近のことはわからないが、国内でのテーマ配布サイトはほとんどなかったと思う。まあ、海外から見つけてきてカスタマイズするしかないだろう。
管理画面のホーム画面はすっきりとアイコンでまとめられていてわかりやすいのだが、実はアイコンをクリックして入り込んだ中での操作や管理が案外わかりにくい。慣れればそうでもないだろうが、高性能なだけに操作性が悪く感じてしまう場合も多いだろう。
このJoomlaは静的コンテンツの制作も比較的得意だ。特に何かモジュールを追加することなく、通常のインストールだけで静的ページが作れる状態になる。また、ちょっと記憶が定かではないが、たしかよそのサイトやフォルダの中にいれた通常のホームページをあたかもjoomlaのページのように表示することも可能だったと思う。
JAWS
動作環境:PHP,MySQL
セットアップ時間:30分
日本語ランゲージ:あり
構造:モジュール系
■国内ではほとんど利用されていないが直感的な操作ができるCMS
このCMSはよくわからないが、もしかしたらラテン系の国で作られているかもしれない。日本国内ではほとんど利用されていないのだが、いや、海外でもあまり利用されていないかもしれない、、、。
このCMSは表玄関よりも管理画面が充実していて、あらかじめ用意されているモジュールを必要に応じてインストールして利用する設定だ。管理画面からの設定が直感的に操作してだいたいできる操作性なのでなかなか気に入っているが一向に普及する気配は見えない。しかし、今回バージョンがあがって少し高性能に改良したモジュールが、少しわかりにくくなったものもあるようだ。せっかくのコンセプトが少々方向を変えてしまったのか気になるところだ。
このCMSもインストールは特に問題なくできる。しかし、SafwModeOnでは思い通りに動かない。XREAの場合にはCGIモードでインストールして運用すれば特に問題なく動いてくれる。
このJAWSは以前は記事を投稿するエディターが大変貧弱だったが、今は改良されて結構便利になっている。また、テーマに関してはあらかじめシンプルなデザインが10点ほど付いてくる。しかし、ネットでテーマ配布サイトを探してみてもおそらくほとんど見つかることはないだろう。気に入らなければ自分で作るしかないようだ。
実はJAWSはレイアウトにも特徴がある。ヘッダー、センターさ、左右、そしてフッターの5つのブロックにモジュールの生成するコンテンツを貼り付けることができる。モジュールだけでなく、HTMLで作った自由なコンテンツも貼れるので、実はこのCMSはテーマがシンプルなほうが使い勝手がいいと言う構造を持っている。この辺のニュアンスは使ってみないとわからないところだが、XOOPSに慣れた人は基本的にセンターおよび左右のサイドバーだけの配置だったものがヘッダーとフッターが増えてる感じに戸惑うはずだ。テーマを利用してでサイトすべてに同じものを表示すると言う方法もできるし、レイアウトブロックを利用してあるモジュールが表示されたときだけ表示されるようになるなど、工夫次第で面白使い方ができるだろう。





