XOOPSのハック、NetCommons
XOOPSの現状を少し心配しつつ見守っているのは私だけではないかもしれません。CUBEの内容を見てみると、正直その目指す方向性は今一よくわかりません。そんな中、CUBEとは少し異なる方向性のXOOPSハックを見つけました。
国立情報学研究所などといういかにも硬そうな機関がXOOPSを活用して教育関連機関などが利用できるタイプのカスタマイズXOOPSを作っています。これはかなりの規模でハックされているので、従来のXOOPSになれている方にとってもちょっとばかり別物になっています。とは言いつつも、骨格はXOOPSに違いありませんので、使いなれている方にはそれ程戸惑うものでもないようです。その機能性や詳しい内容はさておき、このハックが示すものにそのひとつの方向性があるような気がします。
実はCubeの場合には、ほとんどのモジュールは取り外され、XOOPS本体は入れ物と化しつつあるのですが、今回ここで紹介する「NetCommons」というXOOPSハックは、教育関連で利用できるモジュールをかなりの数搭載した状態で作られています。一般的にXOOPSを操作する場合にはインストール後に必要に応じてモジュールを探したりインストールしたりという作業が伴いますが、NetCommonsの場合はすべて始めから搭載されています。インストール後、必要に応じて設定を行えばそのまますぐに利用できるものとなっています。
実はこのオールインワンの仕組みはその昔、ポータル系のサイト構築CMSのさきがけのようなソフト「phpNuke」や「postNuke」のようなソフトは始めからすべてのモジュールを搭載したタイプでした。必要なものも不要なものもすべてが搭載されているので、むやみに重くなってしまい、なんにでも使えるという状況が、かえって何にも使えない状況を生み出してしまったかもしれません。NetCommonsの場合には「なんでも」ということではなく、教育に焦点を絞った形で一応は「すべてを搭載」しているということになるでしょう。
用途は限られますが、こうしたハックの仕方は、ある意味で今後のCMSのあり方を示しているのかもしれません。



