中量~軽量級をチェック、軽量級のPluckが勝利!?

Author: syunsai | 2008年5月19日(月曜日)

土日を使ってJawsとMODx,Pluckの3つのCMSをチェックした。
XOOPSの低迷に反して、バージョンアップや開発の活発なCMSもたくさんある。Pluckに関しては今回始めて出会ったソフトだが、JawsもMODxも以前からチェックはしていて、結構がんばって開発していることが伝わってくる。これらの中量級から軽量級のCMSの使用感をちょっとご紹介しておこう。

Jaws

まずあまり国内では普及していないJawsだが、このCMSはモジュールと呼ばれる機能を更に増やしていて、Ajaxなども取り入れていて、なかなかユニークな機能を加えている。例えば、通常エディターなどを使って変更するlanguageファイルをブラウザでアクセスした管理画面から修正することができるようになっていた。新しい機能も取り入れて、いかにもチャレンジしていると言う意気込みの感じられるソフトになってきている。
しかし、以前から言われていた「貧弱なエディター」は改善され高度なエディターへと進化しているが、それでもなんだか全体に使いやすさとか、基本機能の面で少しおざなりにされているところが感じられ、直感的な操作ができる使い安さの割には、その結果がうまく反映されず、エラーなのかもともとそういう機能なのか迷ってしまうことがある。
例えば、高度なエディターを使用して文章を書き込み、改行して1行空けて次の文章を書いて保存して見ると、改行は無視され、うっかりすると総ての文字がただの棒組み状態で、ずらずらとつながっていたりする場合がある。どうやら、書き込めるHTMLに制限があるらしく、<BR>は消えてしまっている。

せっかく先進的な機能を取り入れて頑張っているJawsではあるが、安定して動作するCMSを利用したい方には今一お勧めできないと言うのが本音だ。しかし、どんどん開発される姿を楽しみながら、使いこなして見たいと言う方には結構楽しみなCMSだと言える。
なお、XREAでインストールする場合、以前は少し四苦八苦していたが、今回CGIモードでインストールからやって見ると、無事インストールできた。少しエラーのような表示があったが、無視して先に進めば無事インストールが終わった。バージョンが0.8.0というバージョンなので、区切りとなる1.0の時期がいつ来るのかちょっと楽しみにしている。

MODx

次にMODxだが、これもまた0.9.6.1というきわどいバージョンだ。1.0にならないCMSばかりだが、逆にどうして1.0以降ではないのか不思議にさえ感じてしまう。
それはさておき、MODxは独自の形式を維持しているCMSの中では珍しいタイプだ。このMODxを初めてインストールすると誰でも感じると思うのだが、なんだか貧相なシンプルなデザインだなあ、とか、なんか機能はないの?などと思ってしまうだろう。実はこのCMSはモジュールによって機能を付加して利用するCMSではなく、むしろDreamweaverでホームページを作ることと、CMSでホームページを作ることの中間に位置しているようなCMSだ。

MODxはブログを始めとするモジュールを使って、ページを作成していくというよりは、通常のホームページ作成をCMSの管理画面から行うのに近い。だから、基本的には始めからテンプレートのようなデザインがあらかじめ用意されているわけでもなく、それも含めて自分でつくれ!と言うスタンスだ。これは数多くCMSを利用した人にとっては、逆に戸惑ってしまうことになる。
だからといってみんながみんなデザインを位置から作りたいわけではないだろうから、さてテンプレートを探そうと思うとこれがあまり見当たらない。すごく立派なテンプレートサイトがネット上で見つかるには見つかるが、それはイギリスのテンプレート販売サイトらしく、確かに奇麗なデザインが多いが、無償で簡単に手に入れることができない。
ざっと検索しただけなので詳しいわけではないが、forum内で配布されているテンプレートはあるのだが、いちいち探さなくてはいけない構造で、テンプレートを一覧できて手早くダウンロードできるWordPressのテーマサイトのようなものがなさそうなのがつらいところだ。これでは残念ながら一般の方の利用が進むはずがない。しかし、ごく普通に作成していたホームページをサイト上で管理し、高機能化を図るための運用ソフトとして考えるならそれなりに機能するCMSと考えられているようだ。

Pluck

最後になった軽量版のPluckだが、これは始めて出会ったのにすでにバージョンは4.5.1となっている。シンプルな構造で、モジュールも2つしかなく、なんだかまだ登場して間もない感じだが、バージョンは結構進んでいる。シンプルとはいえ、なかなかこなれたソフトに仕上がっていて、このCMSでサイトを作るのはページ作成を基本機能としている。
モジュールを組み合わせて作るタイプのCMSの場合には、モジュールをページ内にどう配置するかを先ず決める。トップページには配置されたモジュールが、トップページにブロックとして配置され、そのブロックやブロックにリンクしたメニューをクリックするとページが移動するという小僧になっている場合が多い。
しかしこのPluckは通常のホームページ作成ソフトのように1ページ1ページを管理画面で作成し、それが自動的にページとして配置される構造だ。そして、その通常のページ内に、ブログを配置したいとか、アルバムを配置したいとか、お問い合わせのフォームを配置したい場合に、配置するものをページを作成した時に、その下に表示されている項目にチェックを入れるだけで自動的に配置される。これは簡単に言えば、通常のホームページをCMSを利用してブラウザの管理画面から効率よく作ろうという考え方だ。ある意味、発想としてはMODxの発想にも近いことになる。

さらにこのPluckのいい点はデータベースを必要としないことだ。
phpさえ使えればデータベースがいらないので、phpの使える無料サーバーなどを利用することもできる。またデータベースがないということは、そのまま引越しも楽である。サイト内に複数設置して、デザインを変えたり使い方を変えたりして、気軽に運用できる点も大きな魅力だ。もちろん、日本語化されていないが日本語で利用して何の問題もないようだ。
1点だけ気をつけなくてはいけないが、これまたSafeModeOffでうごくようだ。XREAではCGIモードで動かせば特に問題はない。

こうして概観して見ると、一定規模までではあるが、WordPressを利用したホームページ作成はまだまだ私の中では優位性を保っている。大規模なホームページを作ることのない状況なので、それ様のツールを探す必要が無いわけだが、中規模にはまだまだ迷いがあるが、小規模サイトならWordPressとPluckを使い分ければ相当守備範囲は広くなりそうだ。
(※pluckのランゲージファイルは280行程度なので、多少の英語力があれば、管理画面の基本部分だけはすぐにでも日本語化できる規模だ。私自身、ブロークンな翻訳で必要な部分だけはすぐに翻訳して試用している。)




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