案外少ない日本のオープンソースBLOG
ホームページ制作を仕事にしていると、何もホームページ作成ソフトで作るのではなくBlogでホームページや会社案内を作ってはどうですか?という場合もよくあります。日本の場合、オープンソースという概念の移入自体が進んでいないのか、どう利用してもいいですよというよりは、仕事利用の場合には有料というツールが多いのが残念です。もちろん、無料で使えるツールも数多くありますが、制限付きも多く、仕事利用の場合はお金を支払ってくださいという場合が多いのです。
CGI系としてもっとも利用されているのはMTでしょうが、これはオープンソースではありませんし、いちいち書き換える機能が私は嫌いで、どうしても使う気になれません。Jugemなどとの互換性が高いSereneBachもまた、仕事での利用は有料ということのようです。実際には数千円程度の金額ですから、本当に使うのなら安いのですが、無料で使えるものがあるのにもかかわらず有料という点で少し難しいところがあるのです。
一方、日本の場合多くのBlogツールが個人制作である点が気になります。
個人商店である私自身がそんなことを言うのはいささか申し訳ない気もしますが、海外の多くのオープンソースがチーム制作なのに比べ、日本では個人により制作されている場合が多く、ツールの発展性や多様性の面で少なからず問題を抱えています。
個人制作ということはプログラマー作っているわけですから、Webデザイナーやグラフィックデザイナーの入る余地がありません。これは私にとって大変重要な点なのです。
私が関心をもって見ているツールの一つにppBlogというツールがありますが、これも個人製作で、バグがあるとなると、仕事の合間に趣味で作っているらしく、しばらくツール自体のダウンロードもできなくなってしまいます。
日本では珍しいオープンソースのBlogソフトでpBlogというものがあります。このツールにも少なからず期待してはいるのですが、残念ながらこれもまた個人製作のようです。個人製作が悪いわけではありませんが、やはり個人の制作意図から当然はみ出すこともなく、小さなバージョンアップがあるばかりで、期待される機能が大きく発展的に付加されダイナミックにバージョンアップされるということがほとんどありません。
pBlogを先日試しにインストールして使ってみましたが、なんとインストーラーはよくできているのに、基本機能がまだまだお粗末です。まず、エディターが貧弱で無料で使えるオープンソースのエディターをローカライズして組み込んでほしいと思います。また、例えば、一般的にBlogにはリンク機能などがあると思うのですが、何だか見当たりませんでした。無料ブログサービスがたくさんあってそれよりも性能が低いというのではなんだか使う気にもなりません。せめて同等かあるいは個性的な機能を持っているなど、特徴がなければユーザーは増えないでしょう。
Blogを始め多くはプログラマーだけがかかわった開発が多いようですが、是非ともWebデザイナーやグラフィックデザイナーなどのスタッフを加えて制作してほしいものです。プログラマーだけが作ったツールには見た目の楽しさやユーザーインターフェースにおいてどうしても不親切さを感じる場合が多いのです。
その一つのいい例が、せっかくがんばって作った風のBitcube。
これをインストールしようとすると、そのインストール画面はシンプルすぎてあっけにとられるほどです。え~こんなんでいいの?ってきっと思うはずです。
多くのユーザーは海外製も含めいくつかのCMSやBlogのインストールの経験があると思います。その中でやはりインストール画面もいくつか接しているはずですが、その画面だけ見てもやはりそのツールへの期待感がわくのです。何にも作りこまれていないインストール画面では中に入った管理画面もあまり使い勝手を考えて作ってはいないだろうなあ、なんて思い込んでしまうのです。やはりもう少し丁寧に作ってほしいものだと思います。
現在、総合的に判断してみるとやはりWordPressが断然使いやすいBlogツールだと思います。今後、日本のWordPressサイトが一層充実して、PluginやTemplateが日本語で探せたり、説明サイトが生まれてくればますます便利になると思います。日本のBlogにもう少し頑張って欲しい気はしますが、オープンソースとして発展的システムを取り入れて運営に当たるプロジェクトがないようなので正直あまり期待はできないですが、それでも今後新たなツールプロジェクトも生まれてきてほしいものです。



